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おはようございマス。
イチ香(カ)デス。
イチ香(カ)は、クーラーよりも、縦長のお部屋の、玄関を開け、
ベランダの窓を網戸ごと全開にして、
風をヒューヒュー通すのが大好きでw(風通し良いんです)
あれは、世間ではGW二日目の日曜日のこと。
夜20時過ぎに、そろそろ虫が入るかな~と、玄関を閉め、
その玄関近くのキッチンをいつも通り占有してPCをカチカチ。
旦那様は目線の先でアメリカのTVドラマ、ヒーローズをプライムで連続激見しててw
深夜1時。
ガサ。
「・・・?」
まさかゴキ?
まるでホラーのワンシーン。
気配を探るようにゆっくりと振り向き、
「・・・気のせい?」
何もなし。
でもしばらくすると、また何かが動く気配。
ふ――――――と、誘われるように立ち上がり、
一段下がった玄関をタイルを覗き込むと、
「チュチュチュチュチュ~」
影に隠れていた
ネズミ!
ネズミ!
もうでっかいネズミが!!!!
30センチくらい走って、旦那様手作りの剥き出しの靴箱の隅の方へ!
「だ、だ、だ、だ、」
刺激しないようにゆっくりと動き、
「旦那様! 旦那様!」
叫ばないように、冷静に呼びかけ(この時のイチ香(カ)は、今思い出しても素晴らしかった!)
「何?」
プライムを一時停止し、
邪魔ですけど、的な雰囲気がチラリと見えても全然気になりません!
だってそこに、今何よりも凄いのがある、いや、いるから!
「ネズミ!」
「は?」
「ネズミがいる!」
「・・・まさか」
「ほんとってば」
「見たの?」
「見たよ」
疑いの目。
「見たってば~、もうはっきり! この眼で! 超でかい!」
手振りで大きさを伝えると、旦那様もさすがに信じてくれて、
そっと玄関を開け、ホウキを取り出した。
「中に入らんように隙間埋めなくちゃ」
中に入られたら堪らん!
旦那様が索敵を開始したと同時に、
玄関から目隠しにおいてある棚の下の隙間とかを箱とかふさいで、
続き部屋の入口に、キッチンのベンチシートを倒し、
これで壁を駆け上られたら諦めるか。
までは覚悟を決め、
「・・・つつくよ」
ガタ、
「チュチュチュチュチュ~」
「マジでいた!」
叫びながら、玄関の外へと、
ネズミを叩き出し!
出た!
戻ってきた!
「うわ!」
反射的二発目、
出た!
もう旦那様もネズミも一瞬のうちに、宇宙規模の大パニック!
「・・・行った?」
「行った」
ネズミの後ろ姿を見送ったらしい旦那様が、
激闘を終えて帰還。
「うお~、まじでデカかった」
「でしょ!?」
「イチ香(カ)が玄関開けてるからだろ」
「10年開けてるけど、ネズミ入ってきたのとか、初めてだし!」
「もうヒーローズに戻っていい?」
「・・・どうもありがとうございマシタ」
夜中1時過ぎの話デスよ。
悲鳴あげなくて良かったデスよ。
これでネズミ侵入事件は収束へ・・・
――――――――――――とは、なりませんデシタよ。
続きマス(。・ˇ_ˇ・。)